LADYISM

書く練習

夏が来る

毎朝自転車で太陽の下を飛ぶ。

車のいない広い道路と空き地と空に、

先にあるとてつもなく広々とした夏を感じる。

 

今年の夏は故郷の海に思い切り潜るつもり。

故郷の濃い潮と戯れるのはいつぶりか。

まだ魚だった頃の自分の中の祖先の血が騒ぐ。

 

あとどのくらい夏を思い切り走れるか

分からないけれど、

いつまでもいつまでも子どもでいたい。

子どもの部分を大切に持ち続けたい。

夏と一緒に駆けられる自分でいたい。