LADYISM

書く練習

私は演技が好きだ、違う自分に会えるから。

ディズニーの歌に合わせて口パクで踊るのも好き、悲劇のヒロインや妖魔になったり。

 

それを意識的にやっている節がある。

意識的に演じているので、演じていない状態の自分を知っている。

 

 

 

マリーアントワネットはフランスの皇后という役柄を演じさせられている事に気付いて、自分の心を優先させることを選んだ。けれど周りはそれを許さずに彼女を皇后という役から降ろしてはくれなかった。

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(画像:田園生活を送るマリーアントワネット)

 

皇后の役になってしまったから、処刑されてしまった。不遇な運命だったけれど自分の心を優先した彼女が好きだ。

 

彼氏彼女、お父さんお母さん、子ども、社長部長平社員、店員さんに駅員さん。みんな〈何かの役〉を気付かないまま常に演じていて、ほとんどの人は次から次へ〈なにかの役〉から降りることはなく、人生を終えていく。

 

〈なにかの役〉を演じることは悪いことではないし、演じるうちに自分を見つければよい。けれどもその役から降りるまでに自分の心を見つけておかなければその人は崩れてしまう。役柄を演じるだけに徹することなく、時々は童心に返って役から解放された自分とのんびり向き合うといいかなと思う。