2人のじいちゃん
父方のじいちゃんは、詩や書道、俳句、絵画、小説など、いろんな分野に渡った趣味を持っていて、センスが磨かれるとても充実した人生だったんだろうと思う。
先日お墓掃除のために実家に帰った時、じいちゃんの若い頃のアルバムを見つけた。アルバムと思ったけど実は、じいちゃんが製本した旅行記だった。
自分たちで写真を撮って現像したものと、ガリ版(コクリコ坂〜!)で文章を記したもので書物にしてあった。
途中車を止めてトイレ休憩(道端で立ちション)してる写真の横に『一斉放水!』とかコメント書いてあって、今の若い人と全然変わんないじゃん、アホっぽくて好きって思った。
背表紙の裏には、〇〇年初版発行 とか 編集者 〇〇(じいちゃんの名前)など、細かい所までこだわっていて、同じ血を感じた。
ずっと、黒縁メガネにベレー帽をかぶっていたから手塚治虫先生が多分好きだったんだと思う。
母方のじいちゃんは、若い頃からずっと左官職人の弟子入りで、めちゃくちゃイケメン。
グレゴリー・ペックに似てた。今はハンニバルのレクター博士そっくりだけど。
これも実家に帰った時に聞いた話なんだけど、元々左官職人だったんだけど、見よう見まねで大工の仕事も始めたらそれがうまくいって、発注が山のように来たらしい。
見よう見まねで何となくやっちゃうところが私に似てるなと思った。
もう80過ぎるのに、ディズニー好きだし、とにかく好奇心が旺盛なところも私に受け継がれていて、そこ受け継いで良かった〜!って感じだ。
父方のじいちゃんは不動産屋さん、母方のじいちゃんは大工やさんの棟梁。
2人とも自分で事業をやっていて、しかもそこそこ成功していて。
めちゃ気合い入ったんだよね。